理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.366

ワールドカップが終わっての・・・

DRkobayashi

我が家のリビングに置いてある空気清浄機は非常に働き者でして、除湿機能も加湿機能も両方揃えております。つい先日までは連日のように除湿機能がフル回転で、『溜まった水を早くとってください!』と1日に何回も警告音がなっていました。

先日また同じような警告音に従うべく溜まった水を取り除こうとしたところ、表示が『給水を早くしてください!』に変わっていたのです。つまりおまかせ運転にしたままで1年365日、1日も休むことなく終日稼働をする小林家一の働き者が、自動的にこの数日間で除湿機能を加湿機能にあっさりと変えていたのでありました。

そういえば令和元年も残り2ヶ月を切ってしまったわけですから、時季的に加湿機能が登場しても何の問題もありませんよね。今年は例年になくインフルエンザの流行も早いようなことを言っておりますが、コラム読者の皆様方に於かれましてはお変わりなくご清祥の事と存じます。

このコラムでは個人的に私が勝手に騒いでおりましたラグビーのワールドカップも、大きな事件や事故も発生せずに、南アフリカ共和国の優勝で無事に幕を閉じました。決勝の結果を確認してから今回のコラムをまとめようと思っておりました事より、通常の1日更新から遅くなってしまいました事をお詫び申し上げます。

取り敢えず目標のベスト8に残り、その優勝国に決勝トーナメントで惜しくも敗れたわけですから、我が日本チームもこれはもう致し方がないというところでしょうか。季節外れの台風で試合が出来ないチームもありましたが、参加された国々の選手やスタッフの皆さんと、国内の色々な地方での人々の交流や、我が国独自の“お・も・て・な・し”が非常に感謝・感激されていたようで、国内外からも沢山の高評価を受ける事の出来た素晴らしいワールドカップだったと言えるのではなかったでしょうか。

年末になるとこのコラムでも私が予想する流行語大賞に、今年のノミネート30語(ついでに申しますと、この発表待ちもあって今回の更新が遅れてしまいました)のうちラグビー用語やワールドカップに関連する言葉がナント5つもエントリーしており、また芸人ネタの流行のフレーズが全くエントリー無しという、これはある意味ラグビーフィーバー以外はあまり大したことも無い、平々凡々とした令和元年であったのかと思えたりもします。(ONE TEAMとジャッカルはトップテンに残ると思います)

そのワールドカップ期間中にありましたね~、ここ数年問題化している渋谷のハロウィーンの件に関しましては、それだけの事を準備する暇とあれだけのバカ騒ぎをする余力があるのなら、「君たちこの度の台風による被災地にでも出向いて、ボランティア活動の1つでもやってこいやぁぁぁ!!」と言いたくなる光景が今年もまた連日報道されていました。

何でもこの騒動に対して、渋谷区は約1億円をかけて警備の準備をしたというのですから笑止千万この上ないお話です。そもそも渋谷に来て騒いでいる殆どの輩は、渋谷区民でもなければ、渋谷区に税金を払ってもいない人達でしょうから、そんな連中のためにお金を使う位なら、それもまた今回の被災地に寄付する方が、どれだけ有意義な事ではないかと思いませんか!!皆さん。

そしてあの現場を見て思い浮かべたのは、例年成人式の日に傍若無人に立ち振る舞う新成人達の言動でした。毎回マスコミがこぞって煽るような報道をして取り上げるものだから、それに乗じてそこに集まったり騒いだりするという集団心理が一部には影響しているように場末の精神科医としては類推致す次第であります。

まあ日本人の特性として当面は飽きるまでは暫く続いてしまうのでしょうけど、そろそろいい加減にしておかないと、何かの拍子にとんでもない事件に発展してしまう可能性が無きにしも非ず・・・、と言うところかと。

今年のラグビーワールドカップは無事に終わりましたが、来年にはいよいよオリンピックが控えております。東京オリンピックと名を受けておりますので、首都圏以外の人々はラグビーワールドカップとは異なり、「私達は全く関係ございません!」と思っていたら、札幌の方々にとりましては寝耳に水のマラソンと競歩の開催決定であります。

そもそも真夏の東京でオリンピックを開催することそのものが、大きな間違いであるとどうして初めから皆さん訴えることができなかったのか?それが一番の問題であろうかとは思いますけどね。

一部ではアメリカの放映権の問題で8月開催でないとIOCが収益を上げることができないからこの時期になったとも言われていますが、それこそ北半球の8月はどこもかしこも夏なのですから、これからも8月開催がマストだというのなら、かなり緯度の高い北方でやるか、南半球でやってくれ!と言うしかありません。

マラソンが無理ならトライアスロンなんかは絶対に大丈夫なはずがないと思いますし、そんなことを言い出したら本当に東京で出来るのは、室内競技だけになってしまいます。パラリンピックの皆様方には本当にこのクソ暑い東京にて、全ての競技でジッと我慢して競技をしろというのですよねIOCは。

ラグビーワールドカップとは比べ物にならない煩雑さと、暑さと、大勢の人が、ラグビーワールドカップよりも短い期間に一気に東京に集中するなんて、考えただけでも身の毛がよだつのは、本当に私だけとは思えませんが皆さん如何でしょうか?

来年の7月22日~8月9日まで(パラリンピックは8月25日~9月6日まで)果たして我がクリニックの診療は一体どのようなことになってしまうのか・・・、今となっては大臣夫人となられた方があの時口走った“お・も・て・な・し”をキチンと遂行する事が東京(一部札幌)は出来るのでしょうか?

今回のラグビーワールドカップの出来が良かっただけに、規模と言い、期間と言い、気温と言い、益々心配になってしまいます。

 

 

もうこうなれば捨て身となった状況下における小池都知事の“鼬の最後っ屁”に不謹慎な期待をしたりするのですが・・・(笑)

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