理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.360

もう、うんざりです

DRkobayashi

首都圏も例年よりかなり遅れて、やっと梅雨が明けたと思いきや、このいきなりの猛暑続きによる激しい気温上昇に、体調がついていけずに熱中症を発症する人が各地で続出しているようです。コラム読者の皆様方に於かれましては、水分補給をこまめにされてしっかりとご自愛頂き、くれぐれも暑中お見舞いを申し上げます。

この暑い季節になりますと我が国におきましては、否が応でも高校野球の話題で賑わってしまうのですが、先日も大リーグの球団からも注目をされている、超高校級の投手が地方予選の決勝戦で先発を回避して、結局敗れてしまうといった事で世間には不穏な空気が流れておりました。

彼の学校には「どうして投げさせなかったのか!」という苦情がかなり寄せられてきているとのことであります。直接学校に乗り込む輩も出現してしまいそうなので、学校側が警備を要請したとの報道もありました。本人と監督さんとチームメイトが話し合って最終的に決定したことに、何で部外者がどうのこうのと言う必要があるのでしょうか?

既に体が出来上がって、何億円もの給料をもらっているプロの投手でさえそのようなスケジュールで投げないのは、そんな事をすれば絶対に体がこわれてしまう事が100%解っているからですよね。プロでも絶対にしないことをアマチュアの高校生には強いてしまう神経が私には理解できません。

そんなことは自分もプロ野球選手であったから百も承知のはずなのに、「どうして投げない!喝!!」とロートルはテレビで雄叫びを上げます。日本人で大リーガーとして活躍した(している)殆どの投手は、高校野球で甲子園を目指し、また甲子園で熱投してプロの選手となり、夢の大リーガーになったものの最終的にはアメリカで肘の手術を受けているではありませんか。

自称熱烈な高校野球ファンの方々も、高野連のお偉いさんも、日曜の朝からテレビで喝!しか言わないロートルも、もういい加減に学習をしましょうよ。たかが高校のクラブ活動(のはずですよね?)に対して無責任極まりない自分の勝手な理念を押し付ける事は・・・。

 
もう、うんざりです。
 

3つ前のコラムで触れました吉本興業の芸人さんのお話ですが、その後当事者の2名が記者会見をしてから大きく潮目が変わってしまいました。特に吉本興業の社長さんが記者会見を行ってからは、当初の問題から論点がかなりずれてきて、会社の運営や組織そのものや所属芸人さんのうっぷんばかりが報道されるようになってしまいました。

百歩譲って、まあそれはそれで仕方がない事だとしましても、私が声を大にして言いたいことは、参議院選挙の終わった次の月曜日の朝の報道番組です。長きにわたり拙コラムをご愛読して頂けている方々はご存知の通り、小生のクリニックは月曜日に休診日を頂いております。ですから小生は月曜日の朝のその時間帯は家族との朝食を終え、愛犬の散歩を済ませて、自宅で朝刊などに目を通していることが殆どですが、少し気になって8:00ちょうどにスタートする各局の報道番組をザッピングしてみました。

何となく予想はしていたのですが、ものの見事に各局番組の冒頭では例の吉本芸人の記者会見を長時間にわたって扱い、前日の国政選挙の結果に触れている局はひとつもありませんでした。唯一、フジテレビのみが京都のアニメーションの会社で起こった放火事件と、それにかかわるような京都市長の発言の揚げ足取りを必死で放送していたのには、もう開いた口が塞がらないとは、まさにこのような状況ではないかと思った次第です。

各局が何を放送するかを決めるにあたり、当然視聴率が取れる番組を作成しようとするのは当たり前でしょう。という事は我が国の民放は、国民の関心事は国政選挙の結果ではなく、吉本芸人の会見を観たがっていると判断したという事なのですよね。

これはもうテレビ局というマスコミは参議院議員の存在というものを吉本芸人よりも軽く見ており、国民の関心も国政の選挙結果ではなく吉本芸人の会見の方の優先順位が上と判断したという事なのです。

私もこのコラムでは常日頃から、地方議員を含めて国会議員に至るまでこれだけの議員数は全く必要がないのではないかと言い続けてはいます。とは言え、これからの我が国の行く末を占う意味でも、必要ないと思っている議員の人達ではありますが、その選挙結果をきちんと精査する事は必要だと思うのです。

それを意図的にさせないのか、する必要がないと思っているのか、出来る国民はいないと判断したのか、真意の程は定かではありません。ただそれにしても今回のこの放送内容に関しては、全国の視聴者を愚弄するにも程がある!と思った次第であります・・・。

 
もう、うんざりです。

 

 

さて、この度私共のクリニックの名称が、開院から20年の節目を迎えるにあたり、「メンズヘルスクリニック東京」から『Dクリニック東京』へと変更をさせて頂く事となりました。今後も多くの皆様方に対しまして、他にはない最先端の医療を提供し続けることが出来ますよう、クリニックスタッフ一同で頑張って行く所存でございます。どうぞご期待ください!!

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