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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.319 お皿2枚

DRkobayashi1
今年もいよいよ残り2ヶ月となりました。10月の後半は毎週末に台風がやって来て、10月の降雨量としては全国各地で観測史上最高量となったところも多数あるようです。今後の農作物への影響はかなり出てきそうです。

陸だけではなく海も大変な事になっているようで、今シーズンは秋刀魚のみならず鮭もかなりの不漁の状況で、おかげでこれから年末年始に必需品のイクラがとんでもなく高騰をしているとも。そんな11月がスタートいたしましたがコラム読者の皆様に於かれましては、ここのところの天候不良で体調を崩されてはおられませんでしょうか?

こんなコラムは身内にすら大して読んでもらっていないものであろうとずっと高を括っておりましたところ、意外なところでもご愛読を頂いていることが最近判明しまして、今回は若干緊張気味に執筆しているつもりでもまあ、いつものと変わらないレベルだと思いますのでどうぞご容赦ください。

さてさて、選挙は終わりました。蓋を開けてみれば自公は殆ど変わらず(あくまでも数の上でのお話で中身の入れ替わりはもちろんございます)といったところで、選挙前に騒ぐだけ騒いで自爆テロ的に終始した野党がグチャグチャになった(ある意味では整理整頓された)だけの結果に終わってしまいました。

以前にこのコラムでも書いたと思いますが、「精神科医の言葉とは外科医のメスに相当する」という言葉は“精神科医”を“政治家”に置き換えることも可能なのだな~~~とつくづく感じた今回の選挙と言えるのでありまた。

あの小池さんが言い放った『さらさらございません!』はやはり有権者にとってはかなり強烈だったのではないでしょうか。「排除致します!」が致命的だったという人も多いのですが、私は『さらさら』の方が心にグサッときましたよね。

だって私達の日常でこの言葉を最近使った人がさてどれだけいらっしゃいますでしょうか?自分に置き換えてみてもこの言葉を他人様に向かって発言した記憶は、チョ~ッとここは役人達の国会答弁と一緒で「記憶にございません」であります。

正直この一言であの人の腹の中が十二分に垣間見ることが出来たような気がいたしました。今後とんでもない神風でも吹かない限り、小池さんの国政への再浮上は正直厳しいでしょうね。ともすると正直これからの都政だってきちんと運営できるものなのか、かなり怪しいような気が私は致しております。

そんな選挙の事を振り返っていたところ、とんでもない事件が勃発しております。普通のアパートの中に9遺体が放置されていたというのですからこれはもう尋常ではありません。詳細はこれからもっと明らかになって行くのでしょうが、約2ヶ月の間の犯行ではないかとの事に、まあ普通では考えられないようなお話であります。

容疑者は今後確実に精神鑑定が行われる事にはなると思いますが、これもこのコラムで言ったことがありますけれど、人が人を殺すときなんて(ゴルゴ13でもない限り)まず通常のノーマルな精神状態でいられるはずはありません。ですから殺人行為そのものに関して精神鑑定を行うこと自体がどれほどの意味があるのか懐疑的であり、まあ余程の状態でない限り私はほぼ全てのケースにおいて責任能力は何某か問われるべきだと思っております。

この事件では自殺願望者によるSNSの存在が大きく関与しているようです。以前から自殺願望のサイトの存在は問題視されていました。しかしあのようなサイトの書き込みは閲覧できる人に対しては全てオープンとなってしまうため、ある意味それが多少の抑止力になっていた部分もあるはずです。

それが今回のようにSNSでのお話となると、個人情報保護のためのシステムが逆に機能してしまい、そのような情報が漏れにくくなることから自殺を未然に防ぐという抑制する力が外部から及びにくくなってしまうのであります。

死んでしまいたい“ような”気持ちになる人、なってしまった人、現在においても数え切らない位いるはずですし、勿論過去にもいたはずです。でもそんな人達が全て自殺をするかと言えば決してそんなことはありませんし、仮に自殺企図に及んでも未遂に終わっているケースの方が圧倒的に多いはずです。

我が国の自殺「完遂」者は、平成10年に3万人を超えて以来14年間連続して3万人を超えていましたが、平成24年に3万人を切りその後も減少し続けており、昨年が21,897人で今年はまだ10月分が発表されていませんので9月末まででは16,527人となっております。

今回の事件が自殺幇助によるものなのか、単なる殺人だけなのかまだ今のところ真相は解明されていませんが、どちらにしても猟奇的な匂いはプンプンとして来ております。それでも自殺をチラッと考えている人を自殺に至らないように未然に防ぐことこそが最も大切な事であり、それを考えると現行のSNSの存在は今後悪い方に影響を及ぼさないかどうか少し心配してしまう晩秋でありました。

 

 

鉄の天井に叩きのめされても、あの人は“死んでしまいたい”なんてことはさらさら思わないのでしょうし、そんなことを思うような人は「政治家」には向いていないのだとも思いますが・・・。

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