理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.286

都知事とは・・・

小林一広
今年も残すところあと半年と半月になりました。梅雨に入りましたが関東地方は今のところでの空梅雨のようで、これから本格的な夏に向かっての水不足が懸念されております。そんな天候不順の中、コラム読者の皆様方に於かれましては、その後もお変わりなくお元気にお過ごしのことと存じます。

本コラムは基本的に毎月1日と15日の2回更新となっておりますが、今回は私一都民と致しましては“あの人”がどうなるのか、どうするのかを見極めてからの更新としたくて、15日の更新が出来ませんでしたことを先ずはお詫び申し上げます。

そこでやっとと言いますか、今頃になってと言いますか、舛添さんが都知事を遂に辞職されました。週刊文春のスクープ記事に始まった一連の経緯に関して、マスコミを通じて見聞き(各局こればかりやっていたので仕方なく見るしかない)しておりましたが、この往生際の悪さは一体何なのでしょうかと首を傾げたくなる場面ばかりでありました。

初めの頃は知事以前の事を持ち出されたりして、今これで都知事選をするという巨額の税金の無駄遣いのことなどを天秤にかければ、まあここはキツイお灸をすえればある程度は落ち着くお話かと思っていました。

ところがあの初期対応のまずさ(今年は“フリン”ピックイヤーという事でまあ次から次からですが、その口火を切ったベッキーさんも初期対応のまずさでケチがついたわけですよね)が結局は命取りになってしまったような気がしてなりません。

考えようによっては不倫の挙句に相手を妊娠までさせてしまった、ベッキーさんと似たような名前のファンキーさんがやってしまったことは、こりゃ~~~あなた!ベッキーさんよりも1UPも2UPも上の次元のとんでもない事のように私は思いますが、何故かベッキーさん程の炎上状態に世間様はなっておりません。

圓楽師匠の会見なんて不倫を浮気にすり替えて、笑いまで取って、オチまでつけて完璧と評されておりますが、でもあれをまんま都知事がやってしまっては、それはそれで大ヒンシュクを買ってしまうのでしょうから、それぞれの置かれた立場をよくわきまえて問答する必要は十分あります。

にしても、あれだけ世間の矢面に立たされてありとあらゆるメディアからのバッシングまで受けて、それでも都知事という仕事はどうしても続けたいと思うほど魅力的なお仕事(ポジション)なのでしょうか?私でしたらあれだけの期間、連日連夜マスコミの晒し者にされて普通の精神状態でいられる自信はチョッとありません。あの人は頭の毛は確認しがたい状態になってしまいましたが、心臓には剛毛がわさわさと生えているのでしょうきっと。

政治にしても経済にしてもどこの業界でもトップに立つ人(彼は自分の口から「政治家はトップリーダーですから!」と上から目線で言い放っておりましたが・・・)は、少しでも先の読める人でないと何事も成功しないものと思っております。

結果的に自ら辞職をしてしまった彼は随分と前に、世間からも、議会からも、ほぼ100%近い都民からも、『辞職すべき』と言われながらも、頑なに拒否をしてリオのオリンピックどころか、とある筋からの情報では任期満了まで居座る腹積もりだったようでありますから全く自分の先が読めていなかったと言わざるを得ません。

でもこの辞職であの大好きな湯河原の別荘は売らなくて済むわけだし、当分仕事も来ないだろうから毎日温泉にでも浸かって足を延ばしたいだけ伸ばしていれば良いのではないでしょうか。最後は「子供がいじめられて・・・・」と泣きを入れてお涙頂戴劇を演じていましたけど、いじめられる“原因”である“彼が知事でいること”から解放されることでお子さんもいじめられなくなりますよね。舛添家にとってはまさにめでたしめでたしではありませんか。子供がいじめられる原因が自分にあることに、あの人は気が付いていないことに全都民は失笑してしまったのでありますから・・・。

でももうそんな事はどうでもいいことであります。我々都民は前を見て進まねばなりません。辞めた人の事ではなく次の人の事の方が何千倍も大切なことであります。であれば次の都知事は一体誰にやってもらうのが一番なのか?

まあ過去の歴史を振り返っても細々した仕事は殆どが優秀な都庁職員がいればほぼ事は足りるわけです。霞が関だって大臣がアホでも省庁の官僚が優秀であれば殆どの事は機能するのと同じです。つまりは誰がやっても7~8割方は滞りなく都政は運営されるような気はするのです。

ただ“何か!”というときに腹をくくって先頭に立って自身で責任をとれる『知識』と『見識』と『胆識』とを兼ね備えた人物でないと、残りの2~3割を上手く乗り越えることが出来ないわけでして、最低でもその『三識』を持たれた方に是非とも就任頂けることを切に願う次第でございます。

私が思いますには知識、見識はまだしも、この本物の『胆識』を有する都知事が残念なことに長きに亘って選出されていなかった事が、今の東京都の惨状であると言えるのではないでしょうか。まあ色々な人が出馬候補として取り沙汰されておりますが、ここは私の大予想としましては“嵐の櫻井君のパパ”を本命とさせていただきましょう。

只今のところ頑なに出馬否定をされておるようですが、今から「出ます!出ます!」なんて言うアホはいません。しかし事務次官という霞が関のトップを経験されているわけですから小説家上がりや政治学者崩れといった人達とは、実務の面でも雲泥の差があることは保証付きです。

しかも今の都知事選は正直のところ「知名度合戦」になっておりますので、本人にそれ程の知名度が無くてもあの息子さんの知名度が半端ないわけですからこの面でも問題なく乗り切れます。石原さんの時に石原軍団ありでしたので、まさかのジャニーズ軍団が登場しようものなら、新規参入の18歳からの層は間違いなく完璧に取り込めます。

ましてや知事になって文春ネタになるようなことをしでかせば、ご子息の足もすくわれかねませんから、父としてもこれまでの都知事のような事をしでかすことももまずないとすれば、自民・公明党からすれば間違いなくこの人に土下座をしてでも出馬をして欲しいと願っているはずです。公示日ギリギリで立候補すると踏んでおりますが皆さんは如何でしょうか?

それともまあ誰が知事でもそこそこ仕事は務まると先ほど言いました。であれば恐らく今回も懲りずに立候補するでしょうから、こうなったらもう何でもありです。冥途の土産に “ドクター中松”を知事にしてあげるのも一興かもしれませんね。以外と都政における突拍子もない名案を発明してくれるかもしれません(笑)。

 

 

それにしても『政治資金規正法』とはあんなに超いい加減なザル法であることが白日の下に晒されても、国会議員以下誰もその法改正をしましょうと声を上げる議員がいないことがこの国の情けないところなのでしょうね(爆)

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