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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.282 余裕

小林一広

この度の熊本での震災におきましては、被災者の方々には心よりお見舞い申し上げますと共に、1日も早い被災地の復興をお祈り申し上げます。

毎年の事とは言え、待ちに待っていた桜もこの時季の天候不順でアッという間に葉桜になってしまいました。あの散り際を儚くもあり、寂しくもあり、潔くもあり、と色々な思いで見ることが出来ます。コラム読者の皆様方は今年の桜をどんなお気持ちでご覧になられましたか?そしてその後もお変わりなくお過ごしのことと存じます。

さて最近の世の中の動向を傍観していてつくづく思うのは、どうしてどこの誰だかはっきりとわからない人達の呟き(抗議)によって、どうしてこうも色々なことが覆ったり取り消されたりしてしまうのかが不思議でならないのであります。

つい最近では日清のカップヌードルのCMがアッという間に放映中止になってしまいました。メーカー側はお詫びをしてまで取り止めの告知をしていましたが、そんなたかだか1週間でどれだけの人数の国民を不快な思いにさせたのか教えてほしいくらいです。

正直私自身はそのCMを一度も見ることなくお蔵入りになったわけで、全国民に近いレベルで認知された物とは到底思えませんから、本当に一部の方々の強烈な批判によって中止を余儀なくされたものと思うしかありません。

本当に実際に見ていないので私自身の実直な感想は申し上げることはできませんが、他から漏れ聞くところによると、ある出演者のその自虐ネタ的な内容を許すことが出来ない人達が日清食品に抗議をしまくったようですね。

しかし作る側もその内容に対してはある程度の覚悟と、作り手としてのプライドを持って制作し、放映までには多くの社内の人間が承認したうえで世に送り出したわけですから、たかだか1週間程度で白旗を挙げて即座に引っ込めるという事はちょっと如何なものかいな~~~と思う次第です。

ちょっと異常とも思える迅速この上ない対応に、こうすることで最初から商品の話題性を逆に作っていったのではないかと勘ぐってしまいたくなるほどです。そこまで念入りに仕組んでのことであればまさにアッパレでございますが、しかしそうではないとするならばメーカー側のこの過剰反応には、いささかの疑問と不満を持たないわけには参りません。

何かこう日本全体で他人のミスや失敗に対しては、息の根を止める勢いで完膚なきまで厳しく糾弾し続けるという風潮が、何となく当たり前のようになってきていることを怖く感じてしまうのです。

自分が生きていく上での理想を言わせて頂くとすると、『自分には厳しく、他人には寛容に』なのでありますが、なかなかどうしてそう上手くはいきません。自分に“甘々”になってしまう事も正直多々ありますし、決して他人様に寛容でいられない自分を幾度とみてきております。

ただ言えることとしては、自分自身にある程度の「余裕」がないと自分に厳しく当たることもできず、他人に対しても寛容に接することも出来ないと思うのです。つまり今の日本と言いますか、日本人の多くが「余裕」を感じられずに日々を過ごしているのではないかと思うのであります。

前回のコラムで禁断の扉を開けてしまった不倫問題でも、余裕のなさが国を挙げての一方的な、ともすればヒステリックにも見えるような対応になっているのではないでしょうか。もう少し余裕があれば他人様の“ヘソから下のこと”なんて、距離をしっかりとおいて冷静沈着に語ることが出来るのだと思うのですが皆さんは如何でしょう?

ここのところでは野党が口を開ければ「格差社会」と叫びますが、日本のここ数百年の歴史を振り返って今ほど格差の“無い”平等な時代はなかったはずです。武士の時代は『士農工商』と言われてどんなに頑張っても、どんなに努力をしてもその身分というものを変えることはほぼ不可能でした。

明治時代になってどこからやって来たのやら『子爵』とか『伯爵』とか言い出す輩が勝手に現れたり、昭和の時代の『同和問題』だって昔ほどは言わなくなっていたりするではありませんか!

それは世の中にはどんなに頑張っても東大に入学できない人もいるでしょうし、オリンピックに出場できない人もいるのは当たり前です。そこに関して大きく影響するものは個人個人の持って生まれた能力差がありますから、それは個体差であって決して「格差」ではありません。

私はお金が人生のすべてとは思っておりませんが、今の政治家や評論家やコメンテーターやマスコミが言う「格差」=「収入の差」の事を言っているのですからお金の話をするしか仕方がありませんので言わせて頂くと。お金の有る無しの差が「格差」であるなら、今現代の我が国においては自由資本主義経済である以上そこに「格差」が生じるのは当たり前なのです。頑張った人が稼いで、サボった人は稼げない。当然のことです。

共産主義とか言っている隣の大国の方が、今や我が国以上の貧富の差を持ち合わせており、その国のトップが例の「パナマ文書」に登場しているのに、我が国における格差の存在なんて何をか言わんやのレベルでございます。

そんな当たり前の事に対して目くじらを立ててワ~ワ~と騒ぎ立てる政治もマスコミも世間も、結局はさっきから私の言うところの「余裕」を失ってしまっているからそのようなことになっているのだと思うのであります。

皆が清貧を目指しましょうと言うつもりもありませんが、せめていかなる状況下にあっても、心根の部分には多少なりとも“余裕”と呼べるものを常に持ち合わせていたいものです。

 

 

その“余裕”をもっての『帰宅』ができないんだよな~~~(泣)

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