理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.276

業界の掟

小林一広

暖冬とは言え東京でも例年よりも遅れて初雪が降り、初氷を観測し、いよいよ冬らしい寒さになって参りました。インフルエンザの流行もそろそろ漏れ聞こえ始めているようですが、コラム読者の皆様方に於かれましてはお元気に新春をお過ごしの事と存じます。
 
さて今年2回目のコラムではありますが、1回目は昨年中に脱稿したものでございますので、今回が今年になって初めて筆を執る(=キーボードを叩く)コラムということになります。本年もどうぞこの拙いコラムをどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
そんなところで新年最初のネタとして、至ってごくごく普通の一妻帯者の私と致しましては新春早々のベッキーさんネタは外せないであろうと、渋々・・・ぢゃなくって!意気揚々と文章の構成を練っておりましたところに、突然飛び込んできました『SMAP解散か?』のニュースの方がインパクトは大きいわけで突如構成の練り直しが必要となりました。
 
それまではどこのマスコミもこぞってベッキーさんの不倫騒動一色で、まあ出てくる、出てくる、面白いようにそれまでの経緯を克明に報道しておりました。それも結局元を糺せば当事者のスマホに残っている写真や文章が白日のもと世に思いっきり晒されているからでありますが。
 
そうなって来ますと最近では当人たちそっちのけで、“秘密裏に隠ぺいしていた個人情報がいかにしてこのように漏えいするのか!!”にフォーカスを絞る番組なども現れまして、ごくごく普通の一妻帯者の私と致しましてはこの事件発覚以来、“今の時代、こりゃ~世の中とんでもないことになっとるぞ!!”を連呼する日々と相成りました。
 
スマホの情報がマスコミにこれだけ垂れ流しになるなんて、本人が潔く本体そのものを差し出さない限りそんなことを可能にする事の出来る一番身近な人と言えば、ごくごく普通の一妻帯者の私としましては、心当たりがあるとすれば『あの』人以外には考えられないわけです。
 
遂にはそしてベッキーさんのこの件は、いつの間にか「それでは結局『あの』人がどのようにしてそれらの情報を収集できているのか?」を検証する座談会みたいな番組が放送されるようになり出したのであります。

これがまたクリニックが休診日の娘が学校に行ってしまった後の自宅にて、ごくごく普通の一妻帯者の私が朝刊などを何気なく広げている時に、この手の番組が始まった直後からただならぬ空気感が一瞬にしてリビング一体に押し寄せて来るという事態に陥ったのでございます。(同じ番組で我が家と同時刻に全く同じ境遇に陥ったという知人がいたのには大笑いしてしまいましたが・・・)

ごくごく普通の一妻帯者の私にとりまして、何一つやましいことはないにもかかわらず醸し出されるこの空気感は本当に正直いい迷惑であり、今回のSMAPの件でかなりベッキーさん絡みの報道時間が削減されますので、SMAPの皆様に足を向けて眠れないのはベッキーさんだけではなく、ごくごく普通の一妻帯者の私も含まれることとなりました(笑)

閑話休題。さてさてそこで今回のSMAP報道でございます。その昔ごくごく普通の一妻帯者の私と同世代の、当時は一世を風靡したジャニーズアイドルに「田原俊彦」氏なる人がいました、って今でも芸能活動は続けてはいますが当時の面影は全くありません。この彼がやはり同じような感じで事務所を離れてしまった後の状況は多くの方々も周知の通りでございます。所謂この業界に於いて完全に『干されて』しまったのであります。

時代背景を同じくして人気を二分していた「近藤真彦」氏はどうかと言いますと、ちゃんと事務所に残っていい子でいたからかどうかはわかりませんが、大したヒット曲もないのに昨年の紅白のトリなんかを務めさせていただいているわけですよ。

それだけ自分の所属していた事務所の業界における影響力が、どれだけ大きかったのかを十二分に物語る事例であり、SMAPで唯一女房子供を養っていかねばならないキムタク氏の、現時点での“俺ぁ~~~絶対に事務所に残る!”という選択はある意味一番間違っていないと言えばそうなるのでしょう。

所属事務所に対して自分勝手と思われる反旗を翻すような言動には、その事務所側はその組織の力で徹底的に対抗をするという、こちらも昨年お家の分裂騒動で予断を許さない“暴力的自由業”な組織の人達でも、今時表立って露骨にそこまではしないのではないか?と思われるような仕打ちを公然と行う芸能業界だとすると、今時のこのご時世に何だかな~~~~の気持ちに正直させられてしまいます。

さあ!そこで昨年に引き続きまして、今年最初の予想屋の推測としましては、

事務所的には現在のエースである「嵐」の10年後を見据えておくと、“目の上のたん瘤”を今回のタイミングで完膚なきまでに壊滅状態に追い込み彼らの今後の進む道をクリアにしておいて、離反者たちは少なくとも数年間程度は完全に干されてしまうパターン

そうはいってもまだまだしっかり稼いでくれるグループですから、離脱宣言した4名には事務所に戻ることを認める代わりに、厳しめの懲罰(減俸も含む)を行い今後は事務所の意向に沿わない言動は一切行わないという念書あたりを一筆取って復帰させ馬車馬のようにとにかく稼がせるパターン

の二つに一つしかないものと思いますが・・・。ごくごく普通の一妻帯者の私と致しましては、やはり当事者達がSMAPの存続に最終的にこだわるのであれば後者しかないものと思われます。さあ皆さんは如何でしょうか?

 

 

 
大晦日に紅白の裏番組であるダウンタウンの「ガキ使」に出たり、今年の「人志松本のすべらない話」に出演したりした、中居正広氏のみが『吉本興業』に駆け込んで、1人そちらの道を歩んで行くなんてのは超大穴ですが(苦笑)。

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