理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.232

天災

kobayashiDR


いよいよ花粉舞い散る季節に突入し、インフルエンザなどのウイルス除けのマスクから、花粉やPM2.5対策のマスクへと、装着物は同じでも使用目的が変わってきております。そんな3月となりましたがコラム読者の皆様方はお元気にお過ごしでしょうか?

テロや雪不足などが危惧されていた冬季オリンピックも無事に幕を下ろすことが出来たようです。(パラリンピックはこれからですから皆さん頑張ってください!)期待通りの活躍をされた方や思わぬ落とし穴に入ってしまった方など悲喜こもごもはいつもながらの風景でした。

やはり4年に1回という他の大会にはないプレッシャーなのか、期待をかける方も無責任にかけ過ぎるからなのか、「オリンピックには魔物がいる・・・」と呟いていた選手も過去にはいましたよね。

それにしても2020年東京オリンピック委員会のお偉いさんに就任した元首相が、某スケート選手のパフォーマンスに対して「大事な時に必ず転ぶ」と言ってしまい大騒ぎになりました。それにしても相変わらずこの人は「大事な時に必ず暴言を吐く」のは何故なんでしょうか?

2020年は6年後ですがその時にはこの御仁は82歳です。果たしてそれまでおつむもからだも大丈夫なのでしょうか?と家族で食事中にそんな話題になっていた時、娘には「憎まれっ子世に憚る」という格言を1つ教授しておきました(笑)。

その雪不足が危惧されたオリンピックとは逆で、我が国では先月は首都圏をはじめ全国各地が大雪の被害に被ってしまいました。かく言うこの私も先月14日の金曜日の夕方、雪足が強まってきたころに週末の診療のため博多へ向かう予定でした。

午前中の診療を終えて果たして飛行機が飛んでくれるのか?それとも新幹線で地上による移動へ変更が必要か?まさに手に汗を握る決断を強いられたのでございます。当院のスタッフが航空会社に何度も確認を取ってくれて、一応予約した便は博多から羽田に到着したので何とか出発することは可能ではないかとの判断で羽田に向かいました。

行ってみたところ搭乗ゲートの前には、どう見ても修学旅行帰りの生徒さんでごった返しており、これはまさかこの人達を羽田にこのまま留めるとか、もう1泊宿を調整するなんて不可能でしょうから、少々の条件であれば強行に飛ぶはずであると確信して出発時刻を待ちました。

その後は予想通りといいますか、運よくといいますか30分程度の遅れで羽田を飛び立つことに成功し、夜には無事博多入りをして何の支障もなく土日の診療を行うことが出来ました。フゥ~~~~。そしてその後と翌日土曜日の羽田空港の状況は読者の皆様もニュース等でご存じのとおりであります。

これはたまたま乗車したタクシーの運転手さんの話で裏はとれていませんが、まさかこんな作り話をしても仕方がないでしょうから事実だと思いお話をさせて頂きます。東京はその前の週もかなりの雪が降りまして交通機関のマヒはひどい物でした。それで場所は同じ羽田空港です。

そのタクシー運転手さんはお客様の予約で、羽田空港にて雪の中そのお客様の到着待ちをされていたそうです。鹿児島発羽田行A社の便との事でした。かなりの心配をしていたその便はそれでも何とか無事に羽田に到着したようです。ところがその後その飛行機は滑走路に7時間待機をさせられてしまったというのであります!!

到着ゲートは全て他の便で使用されており、全く動きが取れなかったというのですが、確か今でもバスに乗って飛行機付近まで運ばれてタラップを昇り搭乗するような地方へ向けての便もあるはずですから、そのような手でも使えばお客さんを7時間も機内に缶詰めにしなくてはならなかった理由がよくわかりません。

まあ恐らく機内は非難轟々の大ヒンシュク状態ではなかったのかと想像をしてしまいますが、いや~~~本当なんでしょうか?で、結局その運転手さんは羽田に8時間じっと待機して予約のお客様を乗車させたというのですから、まあ嘘ではないのでしょうね。

しかし如何でしょう皆さん。滑走路に数mも積もって身動きが全く取れないならまだしも、曲がりなりにも何とか着陸できたわけですしそこから乗客を出せない事ってどうなのでしょう。しかしこの程度の雪で空港閉鎖なら、北海道の飛行場は冬の間は一切使用禁止になりませんかね。

毎年冬になれば首都圏だって多少の雪は降ること位わかっているわけですから、もっときちんとした対応や危機管理ができて当たり前だと思うのであります。こんな毎年のことすらできない状態で、何十年に1回来るか来ないかの大地震の対策なんて出来ようはずがありません。

天災に対する学習が本当になっておりません!!このコラムで何度も言いますけど、やっぱり平和ボケなんですよこの国は。まあそれにしても7時間監禁された乗客の皆さんは、今後一切A社の飛行機はご利用にならなくなるでしょうね~~~。

 
 

私なんて何年に1回どころか、いつ何度となく襲ってくるとも限らない“家災”には万全の布陣で日々の生活を送っておりますから(泣)。

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