この記事の監修者

医療法人社団ウェルエイジング
Dクリニック東京 メンズ

事務長 加藤 知久 (かとう ともひさ)

髪に関する美容業界を経て、1999年にDクリニック名古屋の前身である錦クリニックに入職。入職当時より事務長としてクリニック運営に尽力してきた。日本における発毛治療分野の黎明期からこれまでの変遷を知る。
数年前に住まいを名古屋から東京近郊に移し、ヘアメディカル関連クリニックの中で最大規模を誇るDクリニック東京 メンズ の事務長として、スタッフ教育、業務改善、接遇強化に取り組み、毎日さまざまな髪のお悩みを持つ患者さまに真摯に向き合っている。

一日どのくらいの抜け毛ならセーフなのでしょう。実は、安心な抜け毛の基準は、一日に出る抜け毛の本数だけではありません。「良い抜け毛」と「良くない抜け毛」のチェックポイントがあります。正しいチェックで抜け毛を判断して、いたずらに不安を抱かず適切な対策を取りましょう。

baseimage

抜け毛は一日何本くらいからが危険域?

人が抜け毛を意識するのは次のような場面です。

・シャンプー時に排水口に溜まった髪の毛を見た時
・朝起きた時、枕についている髪の毛を見た時
・スタイリング後、ブラシにからまった髪の毛を見た時

毎日、抜け毛が出るのはごく自然のことで、一日の抜け毛をゼロにする必要はありません。
ただ、その抜け毛が「正常な」抜け毛なのか「異常な」抜け毛なのかは知っておきたいですね。
そして、もし正常でないのなら、原因を把握して対策を講じなければなりません。

およそ10万本あるといわれる私たちの髪の毛は、抜けては生え、生えては抜け、を繰り返します。
その繰り返しの中で、いったい一日に何本くらいの抜け毛があるのでしょう。
また、どのくらい抜けると「良くない抜け毛」と判断されるのか、その境界線はどこでしょう。

抜け毛の本数、目安は一日何本?

髪の毛は、ヘアサイクルという周期に基づいて生え変わっています。

成長期:毛母細胞が分裂を繰り返し、髪の毛が長く太く成長する(約2~6年)

退行期:毛母細胞の細胞分裂が止まり、髪の成長も止まる(約2~3週間)

休止期:毛根で新しい髪の毛が成長を始めており、その毛に押し出されるように寿命を終えた髪が抜けていく(約3~4ヶ月)

このヘアサイクルに基づいた抜け毛は、髪の寿命による抜け毛で「自然脱毛」と呼び、何ら心配する必要はありません。

一概には言えませんが、一日50~100本程度の抜け毛だと言われています。

「一概に言えない」のは、強いストレスを受けたり、過度のヘアケアなど、日々の生活の中でも抜け毛が増えることがあるからです。

また、季節によっても抜け毛が多くなりやすい季節もあります。
そういう状況を加味すれば、時には一日の抜け毛が150本程度になることもあり得ます。

一日の抜け毛が多い時の、抜け毛の原因を探る

季節が関係する抜け毛

一般的に、夏と秋口には抜け毛が増える、と言われているのはご存知ですか。人によっては、他の季節に比べて一日に多くの抜け毛が発生する場合もあるようです。

夏の抜け毛
夏の抜け毛は、紫外線による頭皮のダメージが大きいでしょう。
日焼けやエアコンによる頭皮の乾燥、汗や頭皮の皮脂の分泌が増えて起きる頭皮のトラブルなどが原因となり、一日の抜け毛が増える要因になることもあります。

また、夏は多くの人が食欲不振になりがちで、毛根への栄養も減少気味。もちろん直接的な原因ではないものの、そんなことも一日の抜け毛を促進させることにつながる可能性もありえます。

秋口の抜け毛
また、秋はここまでの夏の疲れが心身にたまり、反動として抜け毛が増えることが考えられます。

私たちの体も、夏の疲れが秋口に出て「どうにもスッキリしない」「朝から晩まで体がだるい」などという症状に陥りがちですが、髪の毛や頭皮も、夏のダメージが抜け毛という形で現れるのは夏の終わりから秋口ということかもしれません。

春先の抜け毛もご用心
また、春も社会的なイベントに伴う「生活環境の変化」や、花粉症による心身のストレスなどで、自律神経を乱す要因が多い季節とも考えられます。それらが抜け毛につながっている可能性はあり得るでしょう。

花が咲き、希望に満ちた新生活を迎える春、というイメージとはちょっと違い、抜け毛に限ってはあまり良くない季節だということですね。

季節以外に一日の抜け毛が増える原因

精神的ストレス
毎日の生活の中で、ストレスは誰もが感じていることと思います。
しかし、極度のストレスが蓄積していくと、抜け毛や薄毛を促進させる恐れがあります。

過度のストレスは、自律神経や内分泌系(ホルモンバランス)を乱し、免疫を低下させてしまいます。
これによって、血管が収縮して血行が悪くなり、頭皮や髪の毛に十分な栄養が行きわたらなくなったり、体調不良を起こしたりすると、抜け毛が増える原因になります。
また、睡眠不足などもホルモンバランスの乱れにつながり、これも抜け毛や薄毛を促進します。

ストレスをゼロにすることはなかなか難しいもの。蓄積しないように自分なりのストレス解消法を見つけて、上手に発散しましょう。

身体的ストレス
「ストレス」と聞くと、精神的なストレスをイメージしがちですが、過度の肉体疲労や、寝不足、大きな怪我や手術、甲状腺機能低下などの抜け毛を伴う疾病による身体へのダメージも、やはりストレスです。

また、治療に使う薬剤で抜け毛が増える場合もありますが、抜け毛の原因になっている疾病や外傷などが回復すれば治るはずです。

不適切なヘアケア
現代人は清潔好き。清潔なのは大いに結構ですが、あまりに度が過ぎるのは考えものです。
洗浄力の強すぎるシャンプーを使用している人や、1日に何度もシャンプーをしている人は、今すぐ考え直しましょう。
過度のシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで洗い落として頭皮の乾燥の原因となります。
そして、その乾燥を止めるためにさらに皮脂が過剰に分泌され、結果として頭皮の炎症の原因にもなりかねません。

パーマやカラーリングの回数が多いと、頭皮や髪の毛へのダメージにつながりますので、ほどほどに。
頭皮の雑菌が過剰に増えて頭皮トラブルを起こすことを防ぐために、洗った後の髪は自然乾燥ではなく、ドライヤーを使用して早めに乾かすようにしましょう。

いま一度、自分が行っているヘアケアについて見なおしてみてください。

男性ホルモンに起因する抜け毛「AGA(男性型脱毛症)・FAGA(女性男性型脱毛症)」
実は、抜け毛で悩んでいる人の原因の多くが「AGA」(男性型脱毛症)や「FAGA」(女性に発症するAGA)です。
どちらも発症には男性ホルモンが大きく関与し、加齢によって進行するため自然治癒することはありません。

男性ホルモンの1つ・テストステロンが毛乳頭細胞にある5αリダクターゼという酵素に反応して「DHT(ジヒドロテストステロン)」という、より活性化した男性ホルモンに代謝されます。
そのDHTが毛根の毛乳頭細胞に存在する「アンドロゲン受容体」と結合すると、毛乳頭細胞から毛母細胞に脱毛を促進するシグナルを出し、発毛・育毛を阻害して薄毛が進行していく。これがAGAです。

「男性ホルモンが原因なのに、女性にも発症するのはどうして?」と疑問に感じる人もいることでしょう。
通常、女性にも多少の男性ホルモンが分泌されています。それでも男性ホルモンに比べて女性ホルモンの分泌が多いのですが、更年期やストレスなどから女性ホルモンの分泌が減ると、相対的に男性ホルモンが優位になることがFAGAの発症へとつながります。
もちろん、すべての女性が発症するわけではありません。他にもいくつかの要因があり、さまざまな条件が揃うと発症するのです。

一日の抜け毛が多い時の、抜け毛の原因を探る

一日の抜け毛はこうしてチェック!

抜け毛の本数はこうしてチェック

一日の抜け毛の総数は約100本前後で、季節や心身へのストレス、AGA・FAGAなどによって変化することは前述のとおりです。

では実際に、自分の頭部から一日にどれくらいの本数の髪の毛が抜けているのか、確かめたいと思いませんか。
朝起きた時やスタイリングの時など、髪が抜けるタイミングはいくつかありますが、その中でも最も髪が抜けるのはシャンプーの時。
一説には、一日の抜け毛の50~70%がシャンプーの時に抜けると言われます。
つまり、シャンプーの時の抜け毛を数えれば、一日の抜け毛の概数がつかめるということです。

抜けた髪が流れていかないように、あらかじめ排水口にネットなどを張り、シャンプーが終わった後に排水口に集まっている抜け毛を数えましょう。それを一日の抜け毛の50~70%と考えれば、おおよその一日の抜け毛の本数がつかめるでしょう。

本数だけじゃない!こんなところも要チェック

往々にして、抜け毛の心配というと、一日に抜けるその抜け毛の本数ばかりに目が行きがちですが、抜け毛を気にしているなら、本数だけでなく「どんな毛が抜けているか」「頭皮の状態はどうか」ということにも注意してください。

太くて長い毛が抜けている場合は、寿命がきた抜け毛ですから、心配する必要はないでしょう。
また、湿疹やかゆみなどがなければ、頭皮の状態についても、さほど心配しなくて良いでしょう。

気になるのは、
・毛先の細い抜け毛
・産毛が多い抜け毛
・細くて短い毛が多い抜け毛
などです。

このような抜け毛は、本来成長途中で抜けないはずの髪の毛。
抜けた髪の毛の毛根部分もチェックして、毛根の形がいびつだったり、どちらが毛先でどちらが毛根か分からないような抜け毛の場合は、ヘアサイクルの乱れによる抜け毛だと考えられます。

その原因はストレス、季節性の抜け毛、あるいはAGA(FAGA)かもしれません。

いずれにせよ、抜け毛の状態が良くないということは、頭皮の状態にも問題があるかもしれません。
自然脱毛とは違いますから、早めに手立てを講じる必要があります。

抜け毛や薄毛については、こちらにも詳しいコラムがございます。併せてお読みください。

抜け毛の本数、どこからが異常?一般的な抜け毛とAGAの分かれ道
AGAによる抜け毛と正常な抜け毛の違い
AGA について
AGAって
AGA(男性型脱毛症)の原因
脱毛症について

気になる抜け毛は専門家に相談を

自然脱毛は、髪の毛の新陳代謝によって生ずる抜け毛ですので、何も心配することはありません。
しかし、その抜け毛が、自然脱毛の範囲内のものか、それとも何か他の原因があるのかを見極めるのは、素人判断では難しいものです。
判断できず、やたら悲観的になったり、逆に楽観的に考えたりしても、治療のタイミングを逃すことにつながりかねません。

やはり、気になる抜け毛は早めにクリニックで診てもらうのが、不安解消のためにも、早期の対策のためにも近道です。

「クリニックに行ってまで治療するのはちょっと…」と腰が引ける人もいることでしょう。
そんな時は、無料のカウンセリングを利用するのもいいでしょう。

多くの頭髪治療専門クリニックが、初回にカウンセリングを行っています。
貴方は、その機会にクリニック内の雰囲気やスタッフの感じ、治療内容の説明の細やかさなどを肌で感じて確かめてください。
無料カウンセリングを受けて、どうしても治療をうける気になれなかったら、受診しないという選択でも問題ありません。
Dクリニック東京メンズ(旧メンズヘルスクリニック東京)でも無料カウンセリングを実施しています。まずはお気軽に下記フォームよりご予約ください。

Dクリニック東京メンズ(旧メンズヘルスクリニック東京) 無料カウンセリングフォーム

気になる抜け毛は専門家に相談を

(まとめ)

一日の抜け毛の本数は、100本前後なら特に心配は要らないことがご理解いただけましたか。
とかく抜け毛というと一日の本数にばかり目が行きますが、本数だけでなく、抜け毛の状態、頭皮の状態などもチェックすることが大事です。

「どうしても自分の抜け毛が気になる」「自然脱毛かどうか誰かに判断してほしい」「抜け毛を止めたいから、何らかの手立てを講じたい」そう感じているのなら、思い立ったが吉日。
早くクリニックに行き、抜け毛に関する不安を解消しましょう。

投稿:Dクリニック東京 メンズ

相談無料

AGAは一人で悩まないでください。
薄毛が気になりだしたら、お気軽にご相談ください

個人個人で髪の悩みはさまざまです。同じような症状でも原因や治療方法が全く違う場合があります。
ご自分で判断せずにクリニックにご相談ください。AGAは早めの治療が効果的です。

関連記事

最新記事