この記事の監修者

医療法人社団ウェルエイジング
Dクリニック東京 メンズ

事務長 加藤 知久 (かとう ともひさ)

髪に関する美容業界を経て、1999年にDクリニック名古屋の前身である錦クリニックに入職。入職当時より事務長としてクリニック運営に尽力してきた。日本における発毛治療分野の黎明期からこれまでの変遷を知る。
数年前に住まいを名古屋から東京近郊に移し、Dクリニックの中で最大規模を誇るDクリニック東京 メンズ の事務長として、スタッフ教育、業務改善、接遇強化に取り組み、毎日さまざまな髪のお悩みを持つ患者さまに真摯に向き合っている。

TVやインターネットの情報から、「私も試してみたい!」とチャレンジする人が増えている湯シャンですが、まだ情報が少なく、正しいやり方やメリット・デメリットをきちんと理解している人が少ないのが現状です。

このページでは湯シャンに対して抱かれる疑問を1つ1つ解決していきます。『湯シャンとは何か?』から、シャンプー剤に含まれる成分、湯シャンの方法、経験者の本音など、あらゆる角度で湯シャンを徹底解剖していきます。

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話題の湯シャンとは?

そもそも湯シャンとは何かと言うと、お湯+シャンプー(この場合のシャンプーとはシャンプー剤のことではなく頭髪を洗う行為自体を指した言葉)で、シャンプー剤やコンディショナーを使わずお湯だけで髪を洗うことです。

シャンプー剤を使用して髪を洗うことが常識となっていますが、シャンプー剤は使い方を誤ると頭皮や髪の皮脂を落とし過ぎてしまうことがわかっています。頭皮や髪が本来持つバリア機能が奪われると、頭皮の乾燥や髪のキシキシ感といったトラブルを引き起こします。

そこで注目されているのが『湯シャン』です。あえてシャンプー剤もコンディショナーも使わないことで頭髪本来の力を引き出します。

「湯シャン」だけで汚れが落ちるのか

気になるのは「『湯シャン』だけですっきり汚れが落ちるのか?」ということについて、頭皮や髪の汚れはお湯だけでほとんど落ちるという説があります。たしかに頭皮や髪に付着した汚れは、お湯のみのすすぎである程度落とせるでしょう。しかし、頭皮のトラブルを改善するためには、お湯だけの洗髪では不充分です。

なぜなら、現代に生きる私たちは頭皮のべたつき、臭い、フケ、かゆみといったトラブルを抱えているからです。

頭皮のトラブルは、食生活の乱れや運動不足による皮脂の過剰分泌、不適切な洗髪方法による皮脂の洗い残し、洗浄力の強いシャンプーによる頭皮の乾燥などが引き金となります。このようなトラブルを予防、改善するためには湯シャンだけではなく、保湿成分や薬用成分が含まれたシャンプーを使用するべきなのです。

シャンプー剤に含まれる化学物質

髪を傷める原因となっているのは主に2つの成分です。

界面活性剤

・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウレス硫酸ナトリウム

界面活性剤とは油と水を混ぜることができる物質で、洗濯洗剤や食器洗剤にも含まれます。

界面活性剤の種類を大きく分けると、石油系、石鹸系、アミノ酸系があり、全てが髪に悪いというわけではありませんが、アニオン界面活性剤に属する、上記の2つの成分は洗浄力が強く、頭皮に必要な油分や水分も取り除いてしまうことがあるので注意が必要です。

補足ですが、アミノ酸系のシャンプーは頭皮にやさしく、頭皮環境を整えることができると言われています。

防腐剤

・パラベン
・フェノキシエタノール
・安息香酸Na
・ソルビン酸K

シャンプー剤によく配合されているこれらの防腐剤は、頭皮にいる常在菌(カビや雑菌から頭皮を守ってくれる、人体には欠かせない菌の一種)を弱らせてしまいます。常在菌は肌を弱酸性に保つ役割もあるため、そのバランスが崩れると湿疹などの頭皮環境の悪化を招きます。

湯シャンの方法

ステップその1 ブラッシング

まずは髪を濡らす前にブラッシングをし、ホコリやゴミを落としておきます。その際、プラスチック製のブラシではなく、豚毛などの動物性のやわらかいブラシがおすすめです。毛の密集したブラシで髪をとくことで、ホコリやゴミだけでなく、ある程度の皮脂を落とすことができ、指の通りがよくなります。

ステップその2 ぬるま湯を使う

湯シャンは35度前後のぬるま湯で3~5分洗います。つい、シャンプー剤を使わない代わりに40度以上の熱いお湯ですっきり感を求めようとしてしまいますが、それでは刺激が強く結局シャンプー剤を使うのとかわりありません。熱すぎるお湯は皮脂を洗い流しすぎる原因になるので注意しましょう。

シャワーヘッドを頭皮につけるようにしたり、指の腹でやさしくマッサージしたりすることで、汚れが良く落ちます。髪の長い人は濡れてもよいブラシで髪をすきながら洗うと効果的です。

ステップその3 やさしく乾かす

洗髪後はタオルで髪をはさみ、押さえるようにそっと拭き取ります。コンディショナーを使っていないので、ガシガシ拭いてしまうと髪が絡まったりキューティクルが傷んだりします。

ある程度水分を拭き取ったらドライヤーで乾かします。自然乾燥の方が髪に良いと言われた時期もありましたが、髪を濡らしたままでいると菌が繁殖し、臭いやかゆみの元になると考えられています。

ただし、高温のドライヤーの当てすぎるパサつきの原因ですので、温風で8割ほど乾かしたら残りは冷風で乾かしましょう。

湯シャンは気持ち悪くない?経験者の声

実際に長期間、湯シャンを実践しているという男性の本音を調査し、そこから見えてきたメリットとデメリットをまとめました。

メリット

・髪を洗うのが楽になった
・髪が抜けにくくなった
・臭いは無臭
・フケ、かゆみが減った
・排水溝のぬめりがなくなった
・シャンプー代が節約できる

デメリット

・始めたばかりの時はベタつく
・ブラシで髪をすかないと綺麗に仕上がらない
・フワフワ感、ツヤ感はない
・整髪料を使用すると、綺麗に落ちない

「髪が抜けにくくなった」「フケやかゆみが減った」という頭髪自体への良い影響はもちろん、シャンプー代の節約もでき、金銭的にも経済的だと言えます。

意外だったのは、排水溝のぬめりがなくなったという意見です。お風呂場のぬめりの原因がシャンプー剤やコンディショナーだったとは驚きです。

デメリットの1つに、始めたばかりの時はベタつきが気になるという意見がありますが、今までシャンプー剤でしっかり油分を落とされていた頭皮は、皮脂を過剰に分泌する癖がついています。湯シャンに慣れてくるとベタつきが自然と治まってくるので問題ありません。

湯シャンには向き不向きがある

ここまで湯シャンについて詳しく説明して来ましたが、湯シャンはだれにでもあう洗髪方法とは言えません。

頭皮が乾燥気味の人や髪が短い人は比較的湯シャンに移行しやすいようですが、脂性肌の人や髪が長い人、整髪料を使用する人は湯シャンだけでは綺麗に洗えないことがあります。このような人は、シャンプー剤を使うことが望ましいでしょう。また、頭皮の状態や髪質の違い以外にも、それぞれのライフスタイルによって、湯シャンが適しているかどうかが決まります。

屋外で、紫外線に当たりながら仕事をしている人と、エアコンの効いた室内で仕事をしている人では頭髪が受けるダメージは違いますし、充分に睡眠がとれている人と慢性的に寝不足な人など、生活環境、ライフスタイルによって個々で変わってきます。このように、頭髪の状態は個人差があり、自分自身でもよくわかっていない人は多いのです。

湯シャンを始めるなら、まずは自分の頭髪の状態を知ることが大切です。頭皮や毛髪について不安を持ったら、頭髪を専門とするクリニックでカウンセリングを受けると不安が取り除けるかと思います。頭皮のフケや炎症に悩んでいる場合は、それらの症状がある程度治まってから湯シャンを始めた方が良いですし、自分では気づいていないトラブルがないか、専門の医師に診てもらうことで安心して頭皮ケアを始められます。

ヘアメディカルグループのクリニックは全国(東京、名古屋、大阪、福岡)6医院にあり、インターネットで気軽に無料カウンセリングの予約ができます。少しでも頭髪に悩みのある人は、相談してみると良いでしょう。

徐々に慣れていくのが「湯シャン」長続きのコツ

毎日シャンプー剤で髪を洗っていた人が急に湯シャンだけにしようとすると、髪のベタつきがひどくなったり、臭いが気になったりして続かないことが多いようです。自分は我慢ができたとしても、周囲の人に不快感を与えたくないという気持ちもあると思います。

そうならないためには、最初のうちは2日に1回シャンプー剤を使うところから始め、徐々に3日に1回、4日に1回、と頻度を減らしてみてください。頭皮にやさしいとされるアミノ酸系シャンプーを使用してみるのも良いと思います。

投稿:Dクリニック東京 メンズ

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