この記事の監修者

医療法人社団ウェルエイジング
Dクリニック東京 メンズ

事務長 加藤 知久 (かとう ともひさ)

髪に関する美容業界を経て、1999年にDクリニック名古屋の前身である錦クリニックに入職。入職当時より事務長としてクリニック運営に尽力してきた。日本における発毛治療分野の黎明期からこれまでの変遷を知る。
数年前に住まいを名古屋から東京近郊に移し、Dクリニックの中で最大規模を誇るDクリニック東京 メンズ の事務長として、スタッフ教育、業務改善、接遇強化に取り組み、毎日さまざまな髪のお悩みを持つ患者さまに真摯に向き合っている。

髪の毛のケア方法として知られるクエン酸リンスですが、石鹼シャンプーとの相性が抜群なことが人気の理由です。ここではクエン酸リンスと石鹼シャンプーの相性が良い理由や、髪の毛に与える効果、クエン酸リンスを手作りする方法をご紹介します。

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クエン酸リンスとは?

そもそもクエン酸って何?

クエン酸とはレモンやグループフルーツといった柑橘類や、梅干しなどの『酸っぱい』と感じる食べ物に多く含まれている酸味成分です。爽やかな酸味があるため、食品添加物やサプリメントの原料としてもよく使用されています。

他にも、酸性であるためアルカリ性の汚れを中和する働きがあり、水アカや石鹸カスなどの汚れ落としにも使われている成分です。さらに、美肌洗顔などにも使用されており、汎用性の高い成分として知られています。

クエン酸リンスと同じような効果が期待されるものとして、食用のお酢を使った『酢リンス』がありますが、お酢特有の臭いがキツイため、臭いが気になる方には無臭のクエン酸リンスのほうがおすすめです。クエン酸は揮発性がなく無臭で、お酸のツーンとする臭いがありません。

 

クエン酸リンスがなぜ注目されているのか?

クエン酸リンスは、天然成分のみで作ることができるため、オーガニック思考の方に使われています。

注目されている理由として『石鹸シャンプー』の存在も大きく関わっています。一般的に市販のシャンプーは、さまざまな香料や添加物、保存料、着色料などが含まれています。もちろん、それらをシャンプーとして使用することで害があるということはありませんが、そういったものを避ける方が石鹸シャンプーを使うようになりました。

しかし石鹸シャンプーを使用すると髪が弱酸性から弱アルカリ性に変わってしまいます。本来、弱酸性だった髪が弱アルカリ性になると、髪の毛がきしむ原因となってしまうのです。そこで注目されるようになったのがクエン酸リンスです。クエン酸リンスを石鹸シャンプーのあとに使うことで、アルカリ性が中和されてキューティクルが閉じるため、髪がしなやかになります。

 

こうした背景から、最近ではドラッグストアやスーパーでも、石鹸シャンプーとクエン酸リンスが一緒に販売されている光景をよく見かけるようになりました。

クエン酸リンスの効果

クエン酸リンスは、石鹼シャンプーと相性が良いことがわかりましたが、なぜ弱酸性に戻すと髪に良いのでしょうか。次はより詳しい理由と、クエン酸リンスの効果をご紹介します。

 

石鹸シャンプーでアルカリ性に傾いた髪を中和

石鹸シャンプーで髪がきしんでしまう理由は、髪をアルカリ性に傾けて、髪の毛の表面にあるキューティクルを開いてしまうからです。

キューティクルは髪の内部のタンパク質や水分を保護して外部から刺激を守る役割を果たしているため、開いたままだと、髪がパサパサになってしまいます。そこで酸性のクエン酸リンスを一緒に使用すると、アルカリ性に傾いた髪を中和できるため、キューティクルを閉じ、サラサラな状態に戻してくれるのです。

 

傷んだ頭皮の回復や乾燥予防に効果的

頭皮や髪に残った石鹸カスがクエン酸リンスと結びつくと、脂肪酸に変化します。脂肪酸は、髪をコーティングしてくれるため、髪の手触りを良くすることができます。さらにクエン酸には、細胞の働きを活性化させる作用も期待できるため、傷んだ頭皮の回復や乾燥予防にも役立ちます。

材料はたった3つ!クエン酸リンスの作り方

クエン酸リンスはドラッグストアやスーパーで手に入れることができますが、自宅でも簡単に作れます。自分で作れば、好みの香りをつけたり、配合量を微調整したりして、自分用のクエン酸リンスを楽しむことができます。

 

クエン酸リンスの材料

・クエン酸:大さじ1~2杯

・水(浄水・水道水・精製水どれでも可):500ml

・グリセリン:小さじ1杯

 

お好み

精油(アロマオイル):3~5滴

 

クエン酸リンスの作り方

クエン酸リンスの作り方はとても簡単です。クエン酸と水を容器に入れてよく混ぜるだけで基本は完了です。あとは、保湿成分としてグリセリンを小さじ1杯いれましょう。グリセリンを入れすぎると、髪がごわつくので注意が必要です。またお好みで精油を3~5滴ほど加えると、香りもよくなります。

容器に関しては、空ペットボトルなどのプラスチック容器で大丈夫です。クエン酸やグリセリンはドラッグストアで簡単に手に入れることができます。

 

クエン酸リンスの保管方法

手作りのクエン酸リンスには、防腐剤が含まれていません。そのため常温で保管すると、カビが生えてしまう恐れがあります。手作りのクエン酸リンスは冷蔵庫で保管しておきましょう。冷蔵庫で保管する場合も、なるべく2週間以内には使い切るようにしてください。

クエン酸リンスの使い方と3つの注意点

便利なクエン酸リンスですが、使い方を間違えると効果が充分に出なかったり、髪を傷めてしまったりする場合があります。そうした事態にならないために、3つの注意点を意識しておきましょう。

 

手作りリンスは濃度に注意

手作りのクエン酸リンスは、髪や肌にとってやさしい成分で作られていますが、そのまま濃度で使うと酸性がきついため、逆に髪の毛や肌を傷めてしまう場合があります。クエン酸リンスは薄めて使ってください。洗面器に半分ほどお湯をはり、そのお湯の中にクエン酸リンスを大さじ1~3杯ほど混ぜて使いましょう。

 

使用の際は目にしみないように注意

クエン酸が傷口や目に入るとしみます。クエン酸リンスを使用するときは、粘膜に触れないように気をつけましょう。あとは、クエン酸リンス液が混ざったお湯を頭皮や髪にかけたり、髪を洗面器に浸したりして馴染ませしましょう。最後にシャワーでしっかりと洗い流せば、完了です。

 

使用後は洗浄と保管に注意

クエン酸は酸性であるため、炭酸カルシウムが含まれた大理石やセメントなどのタイルに長時間付着するとそれらを傷めてしまう場合があります。そのため、クエン酸リンスを使い終わったら、浴室全体をシャワーでしっかりと洗い流しましょう。また、クエン酸が塩素系洗剤と混ぜると有毒なガスである塩素が発生するため危険です。クエン酸リンスの近くに塩素系洗剤を置かないようにしましょう。

石鹸シャンプーにはクエン酸リンスがおすすめ

アルカリ性の石鹸シャンプーには、酸性のクエン酸リンスが必ず必要です。石鹸シャンプーによって開いたキューティクルをクエン酸リンスで閉じないと、髪がゴワゴワになってしまいます。クエン酸リンスは、簡単に手作りできます。ただし、使い方を誤ると髪や頭皮を傷めてしまうので注意が必要です。クエン酸リンスを使う方は、その特徴を理解した上で使いましょう。

なお、「抜け毛が増えた」「フケやかゆみが気になる」といった理由でクエン酸リンスを使おうと思った方は、まず、自分の頭皮がクエン酸リンスを使っても大丈夫かどうか調べるべきです。もしかすると、クエン酸リンスでは改善しない、AGA(男性型脱毛症)や脂漏性皮膚炎などが隠れているかもしれません。皮膚科や頭髪を専門とするクリニックの受診をお勧めします。

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