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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.306 Dr.小林ノーベル賞受賞か?

小林一広
新年度も始まり約2週間が経過いたしました。あれだけ待ちわびていた東京の桜も既に葉桜の様相を呈してまいりました。この時季の毎年の事は言え、朝の通勤電車はGWが明ける頃までは(多くの人達の生活リズムが落ち着くまでは)大混雑が続いてしまいます。そんな春本番となりました4月中旬ですが、コラム読者の皆様はお変わりなくお過ごしのことと存じます。

このコラムでも随分前から危惧をしておりましたが、やっと我が国のマスコミもトランプ絡みでの北朝鮮問題や東芝の決算状況を森友問題よりも先に報じるようになってきました。事の重大さにおいては籠池ファミリー問題なんて正直大阪のローカルニュースで十分のお話ですよ。何度も言いますが騒ぎすぎです。

そんな中今回のコラムは筆者(一応医者)にしては珍しく医療ネタで行かせて頂きます(苦笑)。はい!でもって何のお話かと申しますと、既にご存知の方も多いと思いますが「近赤外線免疫治療法」についてであります。

これは現在アメリカ国立がん研究所(NCI:National Cancer Institute)の主任研究員である小林久隆先生(今のところ親戚といった流れは現れておりません・・・)が開発された治療法なのです。あと数年もすれば臨床現場でも実用化される可能性はかなり高いものと私は思っております。

具体的にどのような治療かと言いますと、まず悪性腫瘍(癌)とはそれまで存在していなかった場所に様々な要因を引き金にして突然悪性の新生物が誕生し、正常な細胞を蝕んだり異なる場所に移動(転移)したりして増殖し、最終的にはその人間そのものの生命予後に多大なる影響を及ぼすものであります。

そこでその治療法なのですが、一番古典的でわかりやすいものとしてはその悪くなった部分を切り取ってしまえば良いという方法です。そうです外科手術であります。現在は内視鏡などを用いて体を切ってその中に入って行かないでも除去できる技術も発達してきております。

それ以外では薬物(抗癌剤)を投与し癌細胞を死滅させようとするのですが、どうしても投与された薬物が癌以外の正常な細胞にまで影響を及ぼしてしまい、様々な副作用を呈して治療がうまく進まないケースも多々あります。

あとは放射線を使用して癌細胞を退治するものもありますが、これもまた癌細胞だけに照射することがまだ不可能で、治療後にこれまた様々な後遺症を呈してしまい、その後の日常生活に辛い思いを強いてしまうことも珍しくはありません。

そのような癌治療において今回ご報告する治療法とは、本当にこれが実用化されれば早期発見された癌であればそれを取り除く手術は消滅してしまい、入院治療の必要性や治療後の後遺症の出現も無くなってしまうのではないかと思えるような本当に画期的な治療法なのであります。

具体的に説明しますと、人間の体は免疫反応でその恒常性を維持しているわけでして、抗原(悪役)に対して抗体(ヒーロー)が反応することで病気の発生を抑え込んでいるのです。そこで今回の悪者であります癌細胞に対して反応する抗体を投与するのですが、ただ漫然と投与するのではなく“ある特殊な物質(IR700)”をくっつけた抗体を投与します。

そうするとその抗体が癌細胞に反応したところで、ある波長の赤外線をその部位に当てると抗体にくっついていたIR700が化学反応を起こして、そこに存在する癌細胞を死滅させるという画期的なシステムなのです。

ある波長の赤外線とは我々が日常テレビのリモコンで使用しているようなレベルのものだそうですから身体にどう当たったところで問題は全くありません。しかも癌細胞に反応した抗体にのみその影響を及ぼすため正常細胞がダメージを受けることも全くありません。

ですからこれは外来で十分行える治療なので入院(費)も必要なく、CTやMRI、ましてや特殊な放射線を発するためのとてつもなく大掛かりな装置(設備)も必要としないのです。もしこれがすべての癌に適応出来たら治療としての生命予後の改善だけでなく、今大問題となっている莫大な医療費の大幅な削減も夢ではないのです。

実は我々の免疫システムにおいて、自ら癌細胞をやっつけようとする自衛隊は元から存在しているのですが、癌の周りにその自衛隊の力を発揮させないようにする細胞(制御性T細胞)が存在していることはわかっているのですが、この治療方法の応用で癌を守っている制御性T細胞もやっつけることが出来るようなのです。

そうなると自らの免疫力で体中の癌細胞に立ち向かっていけるわけで、つまり転移をした癌にも有効な治療になるのであります。そして近年山中先生のノーベル賞で注目を集めているiPS細胞ですが、この問題点として将来的に癌化する可能性を問題視する部分があります。

しかしそのiPS細胞がある種の臓器になる前にこの方法を用いて発癌性の高い細胞を一掃しておけば、何の心配もなく新しい臓器を作ることが出来てそしてそれを移植することも可能になるのです。いや~これは本当にすごいことですよ。この治療法が確立された暁には小林先生は絶対にノーベル賞受賞は間違いないですね。前回のコラムで登場した『忖度』が今年の流行語大賞をとる確率よりも何倍も高いと思います。

 

 

その時は遠~~~~い親戚の先生だと吹聴しまくります(笑)

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