理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.300

祝300号

小林一広2017年も特に今のところは目立って大きな事件も発生することなく、一応何とか無難なスタートを切ったと言ってもよいのではないかと思っております。コラム読者の皆様方に於かれましては、どのようなお正月をお過ごしになられましたでしょうか?健やかに新春をお迎えになられたこととお慶びを申し上げます。

で、私はと言いますとこれだけ家から遠くに出かけて行かなかったお正月は何年振りであろうかというくらい、自宅で無為自閉に近いともいえるような生活を送っておりました。そこで数少ない外出のうちの一つに「娘と行った映画鑑賞」なるもがありまして、今回は“スターウォーズ”最新作を鑑賞して来たのでございます。

そもそもこの映画のシリーズ(当時はシリーズになるなんて全く予期しておりませんでしたけどね~)の最初の作品を観たのは、私が高校に入った年の夏ですからかれこれ約40年位前になるわけです。しかも実は私このシリーズを全編観ているわけではないので、話の内容が把握できるかどうか一抹の不安があったのですが、娘の解説によると今回のものは何やらその最初に見た作品の更に前編にあたる内容だそうで、途中を知らなくても大丈夫との事で何とか無難に観賞することが出来ました。

ストーリーはまだご覧になっていらっしゃらない方もおられると思いますのでここでは触れずにおきますが、今回初めて『IMAX』という映像で映画を観てきまして、内容そのものよりも最近の上映システムの進歩にかなり驚かされた2017年新春でございました。

そんな2017年のスタートでありますが、先日近々アメリカの新大統領になる予定の人が行った初の公式記者会見を観ていて、本当に全てを計算しつくした上であのしたたかな対応をしているオッサンなのか、本当にただの行き当たりばったりの激情タイプのオッサンなのか、正直今のところ場末の精神科医には診断が出来ませんでした。

もし本当に“行き当たりばったり型”だとしてこのようなことを延々と続けていたら、おそらく就任からそう遠くないうちに、“こりゃひょっとしたらこの人本当に暗殺されるのではないか?”と予想をしてしまいますが如何なものでしょう。誤解を恐れずに言わせていただくと、結局彼の言う「強いアメリカ」ってそんな国のような気がしているのですが・・・。

とにかく彼は只今のところ「アメリカ国内の雇用を増やす!」と息巻いて、大手企業がアメリカ国外に工場を作ろうとすると恫喝をしてそれを阻止しています。確かにアメリカの雇用が増えることは悪いことではないのでしょうが、メキシコ等よりも労働賃金は確実に高いはずですのでこれらは製品のコストに当然跳ね返ります。

ではその高い値段の商品をアメリカ国民が購入するかと言えば、結果としては他国で安く生産された商品(こちらには法外な関税をかけると言っていますけど・・・)の方を選びませんでしょうか?雇用を増やすことだけで“風が吹けば桶屋が儲かる”というような単純な流れで本当に経済の活性化になりうるのか、経済学は素人の私としましては少々疑問が残ります。

今回は “まさかこの人がなれるわけがないでしょう”と世論は表立って論評していたにも拘らず、いざふたを開けてみれば、あ~~~~らビックリ!( ゚Д゚)という結果になったわけですが、思い起こせば昨年のイギリスのEU離脱の国民投票もそんな感じでした。出てしまった結果には必ず何某かの理由が存在するわけでして、今回のアメリカにしてもイギリスにしても皆の前できちんと声に出しては言えないけれど、実は多くの人達が腹の中では据えかねていた物がやっぱりあったということの表れではないでしょうか。

まあとにかく今年はドイツだったり、フランスだったり、国のトップが変わる可能性が大きくなる年と言えましょう。そこには上記のような“実は多くの国民の腹の中は・・・”が一気に噴出してしまう可能性を秘めていると覚悟しておいた方が良いのかもしれません。

そのトップが確実に変わるご近所の国の「これでもか!」的な慰安婦像設置問題と、それをまたやみくもに支持して「金なら10億返せばいい!」と言って国民に日和ってみせて大統領に必死になりたがろうとする前国連事務総長のオッサンにおいては、これはまたちょ~~~~っと次元のレベルの違うお話であろうかとは思いますが。

そんな感じで、日本を取り巻く国際的なかかわりが今年は大きく変化する予感はかなり致しますけれども、これが悪い方向でなく少しでも良い方向へと舵を切ってほしいと願う2017年新春でございます。

この拙コラムもひどい文章を書き連ねながらも今回で何とか300号数えることが出来ました。こうしてここまで続けられましたことは、何と言ってもクリニックそのものの運営がきちんと出来ていることが大前提でございます。日々の診療に対して一緒に全力で頑張ってくれているスタッフや、運営に携わっていただけている関係各位の皆様方には改めてこの場をお借りして御礼を申し上げます。

そしてこの世の中にこのコラムを定期的にご愛読してくださっている方々(正確にどの位いらっしゃるのかは全く不明ですが・・・)に対しましても、これから400号、500号と重ねていけますよう日々の診療及びクリニック運営に頑張って参る所存でありますので、どうか引き続きまして“院長の部屋”ご愛読の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

当面トップが変わりそうもないのは、日本と東京と我が家ですかね(苦笑)

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