理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.288

いい加減に選挙!

小林一広
フランスではまたもやテロ事件が勃発し、トルコは軍隊がクーデターを起こすという、世界中が不穏な動きを呈しております2016年夏(北半球に限る)であります。我が国におきましては梅雨明けマヂ(ジ)か?の今日この頃、コラム読者の皆様に於かれましてはご清祥にお過ごしのことと存じます。

結局のところどこの政党からも都知事選に出馬依頼の無かった小林でございます(笑)。それはさておき、まあ何となく一応のところでは各馬ゲートインをしたような格好にはなりました。にしてもこれだけ全国規模で連日マスコミが取り上げ続けて、正直東京以外の他道府県の皆様方からすれば、誰がなったところで日常生活においての大勢には全く影響がないお話ですから騒ぎすぎと言えば騒ぎすぎです。

参議院選も今一つ盛り上がりを欠いたような雰囲気で終了し、結果的に保守で2/3以上の議席を確保できたため、マスコミは“それ改憲じゃ!!”と騒ぎ立てております。まあそんなにすぐにどうこうなる事はないと思いますし、そこは自分たちの投票結果なのですから暫くは事の成り行きを落ち着いて見守っていくしかありません。

それにしても選挙とあれば必ずテレビ各局が選挙速報特番を放送するのですが、私個人的には最近はめっきり『テレビ東京っ子』になっております。と言いますのも知的レベルとしましてはAKBを卒業したばかりのタレントさんにも、ニコニコしながら噛み砕いて本当にわかりやすく色々なことを解説してくれるあの池上彰さんが、何故か当選者達に対しては情け容赦なく、遠慮のかけらもない質問を浴びせ倒す問答無用の突っ込みに、抱腹絶倒しながら観ることに選挙速報の楽しみを見出してしまったからであります。

とある当選者なんか池上さんの質問に全く答えることが出来ず、「今後一から勉強していこうと思います・・・」なんてたわけたことをぬかしたものですから、返す刀で「ふ~~~ん、何の勉強もしないで立候補されてたんですね~~~!」と表情一つ変えることなく冷淡に次々にぶった切っていくわけですから・・・。こうなってしまうと本当に参議院議員なんてこれだけの数が必要なんかいな?とつくづく考えさせられます。

閑話休題。そこでまた都知事選にお話を戻します。毎回そうなのですが「何であなたは立候補したのですか?」と尋ねてみたくなるだけの方々が立候補されます。天と地がひっくり返ったとしても絶対に当選なんて不可能姉妹で、供託金も没収されることを承知の上でも立候補したいわけですよね。本当に不思議で仕方がありません。このコラムでも出馬は確実視しておりましたドクター中松ですが今回の不出馬はどうしたのでしょうか?

となりますとゲートインする、しないで色々な方々が直前まで揉めていましたが、最終的に今回は3名の三つ巴の戦いと言ってよいのでしょうね。そこでもし私が鳥越氏の選挙参謀でしたら、公約として「私が当選の暁には、副知事に宇都宮さん(彼に断られたら古賀さん)を登用し複数の目で都政を監視してまいります!」と言わせたいですな。まずこれが実現出来ましたら間違いなく今回は鳥越さんの圧勝でしょう。

まあそれにしても、ものの見事に猪瀬さん、舛添さんと引き続いてコロコロ失脚辞任してしまいました。そこで都知事がいない間でも都政は運営されなくてはなりませんから、結局誰かが都知事の代行をしていたわけですよね。今現在も含めましてむしろその間は何事表立ったトラブルもなく都政は落ち着いているようにもお見受けしますので、実務的にはこの都知事代行の“影武者さん”が一番都知事にふさわしい人材と言えるのではないでしょうか(苦笑)。

今回一番に手を挙げた小池さんは、防衛大臣の時に防衛省のトップの首をとった快感が今でも忘れられないのか、今回は推薦をしてくれなかった(恨みか腹いせかどうかわかりませんけど)都議会にいきなりの宣戦布告で民意を得ようと躍起であります。

そこでふと思ったのですが、都議会議員なんて本当に必要でしょうかというご提案です。つまり東京都下における区、市、町、村(まであるのかどうか知りませんが)のそれぞれの長が意見を持ち寄って都知事、副知事、都庁幹部あたりと会議をすればそれで問題無く運営出来るようにも思えるのでございますが如何でしょう?

与党一押しの増田さんも岩手県知事時代には海外出張はファーストクラス御用達だったそうですし、当選したばっかりでまだ国会に登頂すらしたことないSPEEDの元メンバー(これまた池上さんに沖縄の基地問題などを質問されて、「12歳から沖縄を離れて仕事をしており、よくわかりませんのでこれから考えていきます」と言い放って池上さん悶絶!)を客寄せパンダに使っての街頭演説ではご自身の実力の程は正直どんなもんなのでしょう。

鳥越さんは職業柄政治資金等につきましては問題ないようですが、下世話なマスコミによって過去の下半身ネタがこれから噴出するような噂も聞いておりますので、今年は大流行の“ゲス”な選挙活動にならないことを切に願う次第であります。

ところで今週発売の週刊新潮に連載中の小生の対談コーナーは、我が国の糖質制限(ロカボ)医療の第一人者である山田悟先生をゲストにお招きしておりますが、今度の新しい知事にも是非ともご出演願いたい・・・やっぱ無理っすよね。

 

 

しかし天皇陛下の生前退位のお話には安倍総理をはじめ世間はビックリ致しましたが、この世で一番パニクったのはやはり“あの”方ではないでしょうか。御病気が悪化されないことを祈念申し上げます。

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