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クリニックの取組み

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クリニックの取組み

学会活動2016.02.19

頭皮の伸展刺激による毛髪再生の研究が英文医学雑誌ePlastyに掲載されました。

2012年よりアンファー株式会社、日本医科大学形成外科学教室の小川令教授、当院の小林一広院長、小山太郎医師らで頭皮の伸展刺激による毛髪再生の研究を進めてきました。共同研究の現時点での成果を報告した研究論文が1月25日に英文医学雑誌ePlastyに掲載されました。論文の要約は以下のとおりです。

英文医学雑誌ePlasty

(目的)日本人を対象に頭皮マッサージが毛髪にもたらす効果を検証し、あわせて伸展刺激がヒト毛乳頭細胞に及ぼす影響について検証した。
(方法)9人の健康な男性に頭皮マッサージ器械を使用して毎日4分の頭皮マッサージを24週継続して行ってもらった。毛髪の本数、太さ、伸長速度について経時的に評価した。使用した頭皮マッサージ器械が頭皮の皮下組織に及ぼす物理刺激について有限要素法によるコンピュータシミュレーション解析を行った。ヒト毛乳頭細胞を72時間、伸展刺激下で培養し、物理刺激が遺伝子発現に及ぼす影響をマイクロアレイによる網羅的解析で検証した。毛周期に関与する遺伝子のうちIL6, NOGGIN, BMP4, SMAD4の発現量をリアルタイムRT-PCRで測定した。
(結果)頭皮マッサージを開始して24週間経過した時点で毛の太さの改善を認めた。有限要素法による解析では、頭皮マッサージ器械により頭皮の皮下組織にZ軸方向の変位とミーゼス応力が生じることが示された。網羅的遺伝子解析では、伸展刺激下で培養したヒト毛乳頭細胞内で2655の遺伝子の発現増加と、2823の遺伝子の発現減少が確認された。リアルタイムRT-PCRにより、毛周期に関与するNOGGIN,BMP4,SMAD4の発現増加と脱毛に関与しうる遺伝子IL6の発現減少を確認した。
(結論)伸展刺激がヒト毛乳頭細胞の遺伝子発現に影響を及ぼすこと、頭皮マッサージが皮下組織に存在する毛乳頭細胞に物理刺激を伝達する手段になりうること、頭皮マッサージにより毛の太さが改善しうることが示された。

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